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中古Apple Watchのおすすめ|本体15,820円を超えたら新品が安い

中古のApple Watchを探すと、どのモデルがおすすめかを書いた記事はたくさん出てきますよね。ただ、ぼくが知りたかったのは別のことでした。買った後にいくら足すことになるのか。電池を替えるといくらか、充電器が付いていなかったらいくらか、セルラーを使うなら毎月いくらか。全部Appleと通信事業者が公開しています。足してみたら、本体価格の上限が1つの数字で出ました。

中古Apple Watchの選び方|買う前に確認したい8つのポイントを確認するイメージ

買った後に足す額

「どのモデルがおすすめか」を書いた記事は多いのですが、買った後にいくらかかるかを書いたものが見当たりませんでした。そこはAppleと通信事業者が金額を公開しています。

足すもの 金額(税込) 条件
バッテリー交換(保証外) 20,700円 Apple正規サービスプロバイダの公開料金。SE 第1〜3世代/Series 6〜11/Ultra 1〜3のみ掲載
磁気充電ケーブル(1m) 5,280円 Apple公式。Series 1〜11・SE 第1〜3世代・Ultra 1〜3の全世代に対応
セルラーの通信 月 385〜550円 主回線(iPhone側)の音声契約が前提
バッテリー以外の保証外修理 35,800〜87,800円 同じく掲載世代のみ。Hermèsのバンドは対象外

Appleの価格ページには「修理価格は本日時点の価格であり、常に更新されます。ご来店時に適用価格を必ずご確認ください」と注記があります。この記事の金額は2026年9月15日に確認した値です。

15,820円で、新品と逆転する

比較の相手は新品です。Apple Watch SE 第3世代は41,800円から(40mmアルミニウム・GPS・標準バンドの最小構成。上位構成で107,800円まで上がります)。

中古を買って、電池を替えて、充電器も買い足すとこうなります。

20,700円 + 5,280円 = 25,980円
41,800円 − 25,980円 = 15,820円

本体がこの15,820円を超えた時点で、新品のSE 3のほうが安く済みます。電池は替えず充電器だけ買う場合なら、41,800 − 5,280 で36,520円が線です。

ぼくが使っているのはこの引き算だけです。新品の最小構成価格 − 足すものの合計 = 本体に出していい上限。足すものが変われば線も動くので、自分の条件で引き直してください。

前提を書いておきます。新品SE 3は現行世代で、中古は世代が古いぶん機能が少ない個体があります。同じ土俵ではありません。この線は「同じ金額を出すなら」の比較であって、中古が常に損という意味ではありません。

充電器なしは、全世代5,280円で埋まる

中古の出品説明でよく見るのが「本体のみ」「付属品なし」です。ここは珍しく、世代を気にしなくて済みます。

Apple公式の磁気充電ケーブル(1m)は5,280円。互換性の記載はSeries 1〜11、SE 第1〜3世代、Ultra 1〜3で、中古がどの世代でも同じ1本で埋まります。

「本体のみ」と書いてある出品は、5,280円を足してから価格を比べてください。付属品の有無で本体価格が5,000円以上違うなら、付いている側と実質同じです。

高速充電をしたい場合は別のケーブル(磁気高速充電ケーブル)が要ります。対応世代も限られるので、必要なら公式の互換性表を確認してください。

Series 5以前は、交換費用が読めない

ここが、モデル選びの記事が触れていない一点です。Appleの保証外修理の価格表に載っているのは、SE 第1〜3世代/Series 6〜11/Ultra 1〜3の3つだけでした。

Series 3・4・5の行が存在しません。中古で数が多いのは、まさにこの世代です。

価格表に無いということは、総額が読めないということです。安い個体ほど古い世代で、古い世代ほど「電池を替えるといくらか」が事前に分からない。安さの理由がここに入っています。

ぼくなら、Series 5以前を買うときは電池交換をしない前提で価格を見ます。替えることになったら金額が読めないので、そのときは買い替えとして考えます。

セルラーを使うなら、月385〜550円

GPS+Cellularモデルを単体通信で使うなら、月額がかかります。4社とも公開しています。

事業者 サービス名 月額(税込) 条件
au ナンバーシェア 385円 au VoLTE専用。音声通話非対応のプランでは使えない。別途ユニバーサルサービス料
ソフトバンク Apple Watch モバイル通信サービス 385円 3ヵ月間0円のキャンペーン適用時。2025年12月17日開始・終了時期未定
NTTドコモ ワンナンバーサービス 550円 対象料金プランを契約した主回線が必要。月途中は日割り

どれも、iPhone側の音声契約があって初めて成立します。Apple Watch単体で回線を持つ話ではありません。

月550円は1年で6,600円です。電池交換の20,700円は、この月額のおよそ3.1年ぶんにあたります。セルラーを使わないなら、GPSモデルを選んで、その差額を電池側に回すという考え方もできます。

80%は、見送りの線ではありません

中古の説明でよく出る「最大容量80%」。ここは数字の線を置きません。理由を書きます。

Appleが80%について書いているのは2つだけでした。

  • 「Apple Watchのバッテリーは、フル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています」——設計目標であって保証ではありません
  • 「バッテリー容量が80%を下回った場合は、追加料金なしでバッテリーを交換いたします」——これはAppleCare+加入時の特典です。同じページに「通常の使用によるバッテリーの劣化には適用されません」とも書かれています
「80%未満は買うべきでない」と書いた一次資料は、ひとつも見つかりませんでした。80%を見送りの基準として決め打ちすると、Appleが言っていないことをAppleの名前で言うことになります。

中古はAppleCare+が付いていないのが普通なので、80%を割っていても無償交換にはなりません。使えるのは「割っていたら20,700円を足して総額で比べる」という使い方だけです。

比較した結果、ぼくならこの8段階で決める

  1. 世代を確認する。Series 5以前なら、電池交換の費用が読めないと理解したうえで進む。
  2. 付属品を確認する。充電ケーブルが無ければ5,280円を足す。
  3. 最大容量の数字を聞く。ただし80%を合否の線にしない。20,700円を足すかどうかの材料にする。
  4. セルラーを使うか決める。使うなら月385〜550円と、iPhone側の音声契約を確認する。
  5. 足すものを合計する。電池と充電器の両方なら25,980円。
  6. 41,800円から合計を引く。出た金額が、本体に出していい上限。
  7. 出品価格がその上限を超えていたら、新品を見る。超えていなければ、状態の確認へ進む。
  8. アクティベーションロックの解除を確認してから支払う。ここが未確認なら止める。

そのまま使える確認文

購入を検討しています。設定>一般>情報の画面で、モデル名と世代が分かる写真をいただけますか。あわせて、バッテリーの最大容量の数値(設定>バッテリー>バッテリーの状態)も確認できると助かります。付属品は磁気充電ケーブルが含まれますか。ペアリング解除とアクティベーションロックの解除が済んでいるかも教えてください。

聞いているのは状態の良し悪しではなく、足す金額が決まる項目です。世代・付属品・最大容量の3つが分かれば、その場で総額が出ます。

買う・追加確認・見送る

買う世代と付属品が分かり、本体価格+足すものの合計が41,800円を下回る。
追加確認世代が不明、付属品の記載が無い、最大容量の画面が出てこない。
見送るアクティベーションロックの解除が確認できない。総額が新品を超える。
中止条件:アクティベーションロックが解除されていない個体は、金額に関係なく買いません。前の所有者のApple Accountが必要で、こちらでは解除できません。

もうひとつ、「バッテリー良好」「電池持ちます」という言葉だけでは判断しません。数値が出る画面の写真をもらうか、出ないなら交換費用を足した総額で比べます。

よくある質問

中古のApple Watchはやめたほうがいいですか。

金額で決められます。本体価格に、足すもの(電池20,700円・充電器5,280円)を加えて、新品の41,800円と比べてください。下回れば中古、上回れば新品です。世代が古いほど機能差もあるので、そこは別に確認してください。

中古で買うならどのモデルがいいですか。

モデル名より先に世代を見てください。Series 5以前は、Appleの保証外修理の価格表に載っておらず、電池交換の費用が事前に読めません。総額が計算できるのはSE 第1〜3世代、Series 6以降、Ultraです。

いちばん安いのはいくらですか。

本体の最安値だけでは決まりません。「本体のみ」の出品は5,280円を足してから比べてください。付属品の有無で本体が5,000円以上違うなら、付いている側と実質同じ金額です。

最大容量80%の個体は買っても大丈夫ですか。

80%を合否の線にできる一次情報はありません。Appleの80%は「1,000サイクル後の設計目標」と「AppleCare+加入時の無償交換の基準」で、中古では無償交換になりません。20,700円を足して総額で比べてください。

セルラーモデルは月いくらかかりますか。

au 385円、ソフトバンク 385円(3ヵ月は0円のキャンペーン中)、ドコモ 550円。いずれも税込で、iPhone側の音声契約が前提です。単体で回線を持てるわけではありません。

参考資料
  • Apple「AppleによるApple Watchのサービスと修理」(保証外バッテリー交換20,700円、掲載世代はSE 第1〜3/Series 6〜11/Ultra 1〜3。2026-09-15確認)
  • Apple「Apple Watch 磁気充電ケーブル(1m)」(5,280円。対応はSeries 1〜11・SE 第1〜3・Ultra 1〜3。2026-09-15確認)
  • Apple「Apple Watch SE 第3世代」(41,800円から、上限107,800円。2026-09-15確認)
  • Apple「バッテリーとパフォーマンス」(フル充電1,000回で最大80%を維持する設計)
  • au「ナンバーシェア」/ソフトバンク「Apple Watch モバイル通信サービス」/NTTドコモ「ワンナンバーサービス」(月額385円・385円・550円。2026-09-15確認)

金額はいずれも2026年9月15日に各社の公開ページで確認した値です。Appleの価格ページには「修理価格は本日時点の価格であり、常に更新されます」との注記があります。