フリマサイトで注意したいブランドの正規品と偽物の見分け方

フリマサイトでブランド品を買うときは、価格が手ごろで、希少な商品が見つかることが大きな魅力ですね。また、中古品を選ぶことは環境にも優しい選択です。ただし、偽物を購入してしまうリスクや、商品の状態が思ったより良くないこと、製品保証がないことも念頭に置いておく必要があります。大切なのは、情報をしっかりと吟味し、自分にとって最善の選択をすることです。ここでは、フリマサイトで偽物や模造品を誤って購入しないためのポイントをご紹介します。

偽物/模造品/コピー商品を購入することの危険性

2021年5月に改正された商標法と意匠法では、海外事業者が模倣品を日本に郵送することが商標権及び意匠権の侵害と明確にされました。また、2022年3月の関税法改正により、これらの権利を侵害するコピー商品の日本への郵送や輸入は禁止されています。その他、消費者基本法第7条第2項で、購入する側も「知的財産権等の保護に配慮」するよう定められています。

フリマサイトで偽物と知らずに販売していても、取引した点数や、多額の利益を得ている場合は罪に問われることがあります。また、購入者に被害届を出され、起訴されるリスクもあります。

偽物/模造品/コピー商品を販売している業者は、プロの犯罪組織です。コピー商品を買うことは、犯罪の手助けをすることと同様で、自分自身が犯罪にかかわることになります。

偽物/模造品/コピー商品を販売している業者は、モラルがないため購入者の名前をはじめ、住所や電話番号、カード番号までが売られたり悪用されることがあります。

フリマサイトで偽物/模造品/コピー商品を販売すると、社会的信用がなくなります。評価が下がり、他の取引にも悪影響を与えます。

買取店では、ブランドの商標権を守るため、偽物/模造品/コピー商品は買い取りません。鑑定士が偽物/模造品/コピー商品と判断したら「買取対象外」となります。

メルカリにおける偽物/模造品/コピー商品に対する方針

メルカリをはじめとした、フリマサイトでは出品者の評価を見ることができます。
過去に悪質なトラブルがないか、プロフィールに「ノークレーム・ノーリターン」などの購入者に不利な条件が書かれていないか、評価が極端に少ないなど、懸念事項がある場合は購入を控えることが安心です。返品不可に関しては、返品を利用して偽物を送り返す「すり替え」の被害もあるため、返品不可としているところが多いかもしれません。

メルカリでは、以下のようなガイドが記載されています。「偽物」と表記しても出品することは法律で禁止されていると記載されています。

メルカリでは、ブランド品の偽物や正規品と確証がない商品の出品を禁止しています。

ブランド品の偽物を販売、譲渡する行為は商標法、意匠法、著作権法などの法律で禁止される違法行為であり、懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰が科される可能性があります。

偽物の出品は絶対におやめください。正規品かどうか不確かな場合も出品をご遠慮ください。

「パロディ」「偽物」などと明記したとしても法律で禁止されていますので、絶対に出品しないでください。

事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。

また、以下のような条件に値する場合も削除の対象となると記載されています。

以下のような場合、「正規品と確証のない商品」として削除の対象となることがあります。

  • 購入時レシートの写真掲載がない場合
  • シリアルナンバーの写真掲載がない場合
  • 購入経路が不明確の場合

また以下のような場合も、取引キャンセル・商品削除・退会処分等の対象となります。

  • 事務局が偽ブランド品・模倣品・レプリカ、正規品と確証がない商品と判断した場合
  • 権利者から直接削除依頼があった場合

偽ブランド品・模倣品・レプリカの可能性がある商品を見つけた場合は、購入せず、商品ページの「いいね!」「コメント」の右側のボタンから「商品の報告」をお願いいたします。

偽物/模造品/コピー商品を購入しないためのチェック

メルカリをはじめとした、フリマサイトでは出品者の評価を見ることができます。
過去に悪質なトラブルがないか、プロフィールに「ノークレーム・ノーリターン」などの購入者に不利な条件が書かれていないか、評価が極端に少ないなど、懸念事項がある場合は購入を控えることが安心です。返品不可に関しては、返品を利用して偽物を送り返す「すり替え」の被害もあるため、返品不可としているところが多いかもしれません。

まず「(ブランド名)偽物」などで検索して、公式サイトのアナウンスや、買い取り専門店の「偽物の見分け方」を確認しましょう。ブランドごとに偽物を見分けるポイントが書かれています。

偽物/模造品/コピー商品の特徴を確認したら、それぞれ問題がないかを、掲載されている写真やコメントを通じて出品者に確認をします。偽物はロゴのワッペンやタグなどに特徴があるので、商品の写真を見て確認をしましょう。また、購入場所の記載がなければ、どこで買ったものか聞いてみましょう。

まとめ

フリマサイトでのブランド品購入時には、正規品と偽物の見分け方を知ることが非常に重要です。本記事で紹介したポイントを参考に、製品の細かなディテール、タグ、品質などを慎重にチェックしましょう。賢い購入者として、偽物を見分け、正規品を手に入れるための知識を身につけることが大切です。

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