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中古のマキタ電動工具を買う前に確認すること:型番・電圧・電池の出どころと状態を確かめ、電池を当てにできない出品は本体だけの値段で比べる

作業台に置いた電動工具の本体と、外したバッテリーの端子部分

メルカリで中古の電動工具を探すと、マキタのインパクトドライバーやドリルがたくさん並んでいます。「動作確認済み」と書いてあれば、値段だけで選べそうに見えますよね。でも中古のマキタには、写真と値段だけでは分からないことが三つあります。

ひとつめは型番と電圧です。18V用として探すなら、本体の銘板で型番と電圧を確かめます。手持ちの電池や充電器が使えるかは、機種ごとの取扱説明書の「適用バッテリ」「適用充電器」で確かめるものです。ふたつめはバッテリーの出どころ。出品に付いているバッテリーが純正とは限りません。マキタは、互換品・純正によく似た模倣品・中身の電池だけを交換したリサイクル修理品を「非純正」とし、非純正バッテリやリサイクル修理されたバッテリの使用に起因する事故・故障について、一切の責任を負いかねるとしています。みっつめはバッテリーの状態です。マキタは純正バッテリについて、水などに浸かったり衝撃を受けたりしたものは、外観に変形がなく乾いていても事故に至るおそれがある、と注意しています。

この三つを確かめずに買うと、届いたあとで手持ちの電池が使えない、付いてきた電池の素性が分からない、という困りごとが起こり得ます。この記事では、マキタの公式のお知らせで確認できた条件だけを使って、中古の電動工具を「買う・質問する・見送る」に分ける順番をまとめます。値段を比べるのは、その順番を通った候補だけです。

先に結論:値段より先に、3つがそろうかを見る

中古の電動工具の相場(いくらなら買いか)は、出品の件数や成約価格を取得できていないため、この記事では書きません。代わりに、次の三つがそろわない出品は、安くても候補から外す、という線を引きます。

中古のマキタ電動工具を価格比較へ進める3つの条件
確かめること そろっている状態 そろわないとき
型番と電圧の系統 本体の銘板が写真で読め、型番と電圧が分かる 型番の写真を頼む。出せなければ見送る
バッテリーの出どころ 「makita®」ロゴとPSEマークを写真で確かめ、購入先と修理歴を出品者に聞ける(写真だけでは純正と断定しない) 互換品・模倣品・リサイクル品の可能性があるなら、電池を当てにせず比べる。分からなければ見送る
バッテリーの状態 水に浸かった・強くぶつけた・落とした、がないと出品者が答えている 当てはまる、または答えがなければ、その電池は使わない前提で考える
ぼくが決めている順番:①本体の型番の写真 → ②電池のロゴとPSEマークの写真 → ③水没や落下がないかの確認。この三つの答えがそろってから、ほかの出品や新品と値段を比べます。

型番と電圧の系統を確かめる:銘板と取扱説明書で見る

最初に見るのは本体の型番です。18V用として探すなら、本体の銘板で型番と電圧を確かめてください。手持ちの電池や充電器との適合は、各機種の取扱説明書の「適用バッテリ」「適用充電器」の欄で確かめます。「マキタの電池を持っているから、どのマキタの工具でも使える」とは考えないでください。

出品のタイトルには「マキタ インパクト」としか書かれていないことがよくあります。電圧の系統が書かれていない出品では、本体の銘板(型番や電圧が書かれたラベル)の写真を頼みます。手持ちの電池や充電器を使い回すつもりなら、とくにここが大事です。

どの電池とどの充電器が組み合わせられるかの一覧は、この記事ではまだ扱っていません。適合はマキタの取扱説明書の「適用バッテリ」「適用充電器」の欄で確かめてください。

バッテリーの出どころ:互換品・模倣品・リサイクル品がある

ここがいちばん見落とされやすいところです。マキタの公式のお知らせは、純正ではないバッテリーを三つに分けて説明しています。

  • 互換品として売られている、他社製のバッテリー
  • マキタの純正品に非常によく似た模倣品
  • バッテリーの中身(充電池)だけを交換したリサイクル修理品

そのうえでマキタは、非純正バッテリおよびリサイクル修理されたバッテリの使用に起因する事故・故障について、一切の責任を負いかねるとしています。工具本体の性能や安全性を損なうおそれがあり、けがや発煙、発熱、発火、火災などの原因になる、という注意も添えられています。

見分けの手がかりとして、マキタは純正のバッテリーに「makita®」のロゴと「PSEマーク」が付いていると案内しています。ただし、模倣品は純正に「非常によく似た」ものとして挙げられているので、写真のロゴだけで純正と言い切ることはできません。出品者がどこで買った電池なのかも、あわせて聞きます。

充電器にも注意があります。PSEマークの表示がない充電器を国内で売ることは法令で禁じられている、とマキタは書いています。さらに、マキタ純正充電器でマキタ純正バッテリ以外を充電した際の故障・事故については、マキタは保証できないとしています。

バッテリーの状態:水没や落下があったかを聞く

純正の電池でも、中古では使われ方が分かりません。マキタは純正バッテリの注意として、水などに浸かったり、衝撃が加わったりした(釘を刺す、切る、潰す、投げる、落とす、硬い物で叩くなど)バッテリーは、外から見て変形がなかったり、乾いていたりしても、発熱・発煙・発火、感電、けがなどの事故につながるおそれがある、と書いています。そうした電池はそのまま使わず、買った販売店かマキタの営業所に相談するように、という案内です。

出品写真で分かるのは外側だけです。だから「水に浸かったことはありますか」「落としたり、強くぶつけたりしたことはありますか」を出品者に聞きます。答えがあいまいなら、その電池は使わない前提で値段を比べます。

メーカーが「中身だけ替えた電池」まで非純正に入れている

調べていて「へー」と思ったのは、マキタが非純正のバッテリーの中に「リサイクル修理品」をわざわざ入れていることです。互換品や模倣品だけでなく、バッテリーの中身(充電池)だけを交換したものも、マキタは純正とは扱っていません。

公式で確認できるのはここまでです。外装やロゴが本物かどうか、写真だけで中身の交換を見分けられるかどうかは、この資料からは分かりません。ロゴとPSEマークは確認する項目ですが、中身の交換の有無を写真から判定する方法は示されていないので、購入先や修理歴を出品者に聞き、確かめられない電池は当てにしない、という判断にとどめます。

中古のマキタ電動工具を買う前の確認手順

  1. 本体の型番の写真を見る。銘板が写っていなければ頼みます。出してもらえない、または読めなければ見送ります。
  2. 電圧と適合を確かめる。銘板で電圧を確かめ、手持ちの電池や充電器を使うなら、取扱説明書の「適用バッテリ」「適用充電器」の欄も見ます。
  3. 電池の出どころを聞く。付属の電池に「makita」ロゴとPSEマークがあるか、どこで買ったものかを聞きます。互換品やリサイクル品なら、その電池は当てにしません。
  4. 電池の状態を聞く。水に浸かった、落とした、強くぶつけた、がないかを聞きます。当てはまる、または答えがなければ、その電池は使わない前提にします。
  5. 充電器を確かめる。付属の充電器にPSEマークがあるかを写真で見ます。マキタ純正充電器でマキタ純正バッテリ以外を充電した際の故障・事故は、マキタは保証できないとしています。
  6. ここまでそろってから、値段を比べる。電池を当てにしない出品は、本体だけの値段として、ほかの出品や新品と比べます。

出品者にそのまま送れる確認文

「ご出品のマキタの工具について質問させてください。①本体の型番と電圧が書かれたラベル(銘板)の写真を追加していただけますか。②付属のバッテリーは純正品でしょうか。「makita」のロゴとPSEマークが分かる写真と、購入先を教えていただけると助かります。③そのバッテリーが水に浸かったり、落としたり強くぶつけたりしたことはありますか。④充電器が付属する場合は、PSEマークが分かる写真もお願いします。よろしくお願いします。」

四つのうちどれかに答えが無いときは、値段が魅力的でも次の出品へ移ります。電池だけがあいまいなら、電池を当てにしない値段として比べる、という手もあります。

見送る条件

  • 本体の型番が写真で読めず、追加も断られた
  • 銘板で電圧が分からず、取扱説明書で適合も確かめられないまま、手持ちの電池で使うつもりでいる
  • 付属の電池が互換品・模倣品・リサイクル品の可能性があり、それを使うつもりでいる
  • 電池が水に浸かった、または落とした・強くぶつけたことがある
  • 付属の充電器にPSEマークが見当たらない

どれか一つでも当てはまれば、その出品は値段の比較に入れません。電池の劣化の具合は出品文から推し量れないので、この記事は「何年使ったものなら買い」という線も引いていません。

ぼくならどう選ぶか

ぼくなら、値段を最初に見ません。まず本体の型番、次に電池の出どころ、最後に電池の状態の三つをそろえます。一つでも答えがあいまいなら、安くても候補から外します。

とくに電池は、本体より慎重に見ます。メーカーが「中身だけ替えたリサイクル品」まで名指しで注意している以上、ロゴが写っているだけでは安心できないからです。出どころが分からない電池が付いている出品は、電池が無いものとして値段を比べます。

よくある質問

中古の電動工具は買っても大丈夫ですか。

型番と電圧の系統が分かる、付属の電池の出どころが分かる、電池が水没や落下をしていない、の三つがそろえば、比較に進めます。そろわない出品は、安くても見送るか、電池を当てにしない値段として比べてください。

18Vの電池なら、どのマキタの工具にも使えますか。

言い切れません。本体の銘板で型番と電圧を確かめ、電池や充電器との適合は、その機種の取扱説明書の「適用バッテリ」「適用充電器」の欄で確かめてください。

互換バッテリーは使ってもいいですか。

マキタは、非純正バッテリおよびリサイクル修理されたバッテリの使用に起因する事故・故障について、一切の責任を負いかねるとしています。けがや発火などの原因になる、という注意も出しています。使うかどうかは、その立場を知ったうえで決めてください。

見た目がきれいなバッテリーなら、状態は良いと考えていいですか。

考えないでください。マキタは純正バッテリについて、水に浸かったり衝撃を受けたりしたものは、外から見て変形がなく乾いていても事故のおそれがある、と注意しています。出品者に水没や落下の有無を聞いてください。

中古の電動工具は何年くらい使えますか。

この記事では答えていません。今回の台帳で確認した公式資料には、使える年数を示す記載はありませんでした。電池の劣化も出品文からは分からないので、年数より先に、上の三つを確かめてください。

中古の電動工具はいくらなら買いですか。

この記事では、出品の件数や成約価格を取得できていないため、相場は書いていません。三つの確認を通った出品だけを、電池を当てにするかどうかを分けて比べてください。

参考資料

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